2009年12月28日
発掘調査終了
年々暖冬傾向にありますが、長野県下も本格的に雪が降り、冬将軍の到来です。今年度の発掘調査も一部埋め戻し作業を残し、終了いたしました。
4月からの約9ヶ月間、北は中野市から、南は飯田市まで15ヶ所の遺跡を発掘調査しました。
発掘調査にあたり多くの方々にお世話になりました。どうもありがとうございました。
これらの発掘成果は、3月から千曲市の県立歴史館で展示・公開しますので、乞うご期待ください。

佐久市近津遺跡群(中部横断道路)
3年間にわたって調査を行ってきましたが、12月8日をもってすべて終了しました。高速道路の工事はもうすぐ隣まで来ています。

佐久市周防畑遺跡群(中部横断道路)
水田地帯の調査は9月から開始しましたが、地下水位が高く、水との戦い。弥生時代の竪穴住居跡などを調査しました。

佐久市地家B遺跡(中部横断道路)
調査も終盤になって、中世の寺院「長命寺」に関係が深そうな礎石建物跡や石を床にめぐらせた建物跡(写真)などの発見が相次ぎました。来春から調査を再開します。

佐久穂町満り久保遺跡(中部横断道路)
中部横断道路の関係では今年度一番南の遺跡です。11月30日に調査は終了しました。
1万5000年ほど前の旧石器時代に黒曜石の石槍を作っていました。

飯田市鬼釜遺跡(三遠南信自動車道)
トレンチという溝を何本も掘って、遺跡の時代や内容の確認調査を行いました。
4月からの約9ヶ月間、北は中野市から、南は飯田市まで15ヶ所の遺跡を発掘調査しました。
発掘調査にあたり多くの方々にお世話になりました。どうもありがとうございました。
これらの発掘成果は、3月から千曲市の県立歴史館で展示・公開しますので、乞うご期待ください。
佐久市近津遺跡群(中部横断道路)
3年間にわたって調査を行ってきましたが、12月8日をもってすべて終了しました。高速道路の工事はもうすぐ隣まで来ています。
佐久市周防畑遺跡群(中部横断道路)
水田地帯の調査は9月から開始しましたが、地下水位が高く、水との戦い。弥生時代の竪穴住居跡などを調査しました。
佐久市地家B遺跡(中部横断道路)
調査も終盤になって、中世の寺院「長命寺」に関係が深そうな礎石建物跡や石を床にめぐらせた建物跡(写真)などの発見が相次ぎました。来春から調査を再開します。

佐久穂町満り久保遺跡(中部横断道路)
中部横断道路の関係では今年度一番南の遺跡です。11月30日に調査は終了しました。
1万5000年ほど前の旧石器時代に黒曜石の石槍を作っていました。
飯田市鬼釜遺跡(三遠南信自動車道)
トレンチという溝を何本も掘って、遺跡の時代や内容の確認調査を行いました。
2009年10月26日
長野市立篠ノ井東中学校の職場体験
10月20日から22日までの3日間、センター近くの長野市立篠ノ井東中学校の2年生5名が職場体験に訪れました。初めて入る建物と、大人たちに囲まれて緊張気味な様子でしたが、実物の土器を洗ったり、接合をしていくうちに少しずつリラックスしてきたようでした。
弥生土器の接合作業は、細かい土器片ばかりでしたが一つ二つとくっついてくると、集中して取り組んでいました。
信州で最も有名な駅弁の容器の破片に注記、接合して、いよいよ石膏復元です。鍔(つば)の部分を削りだす作業に苦労していましたが、なんとか形になりました。

コンピュータで図面を作成するデジタルトレース作業では、担当職員の指示に従って、マウスとキーボードを操作しながら、丁寧に線を描いていました。

最終日は、県立歴史館へ移動して特別展とバックヤードを見学しました。普段見ることができない埋蔵文化財の保存修復作業に興味深そうでした。
「どんな仕事をしているところか、興味があったから」という動機で、当センターでの職場体験を選んだようです。3日間で仕事の内容はわかったでしょうか。
作業前の準備、片付け、清掃も体験してもらいました。どの作業にも丁寧に取り組んでいただきました。3日目には笑顔も見られてこちらも一安心でした。
今回の経験を生かして、自分のやりたい仕事を見つけていってほしいと思います。3日間お疲れさまでした。
弥生土器の接合作業は、細かい土器片ばかりでしたが一つ二つとくっついてくると、集中して取り組んでいました。
信州で最も有名な駅弁の容器の破片に注記、接合して、いよいよ石膏復元です。鍔(つば)の部分を削りだす作業に苦労していましたが、なんとか形になりました。

コンピュータで図面を作成するデジタルトレース作業では、担当職員の指示に従って、マウスとキーボードを操作しながら、丁寧に線を描いていました。

最終日は、県立歴史館へ移動して特別展とバックヤードを見学しました。普段見ることができない埋蔵文化財の保存修復作業に興味深そうでした。
「どんな仕事をしているところか、興味があったから」という動機で、当センターでの職場体験を選んだようです。3日間で仕事の内容はわかったでしょうか。
作業前の準備、片付け、清掃も体験してもらいました。どの作業にも丁寧に取り組んでいただきました。3日目には笑顔も見られてこちらも一安心でした。
今回の経験を生かして、自分のやりたい仕事を見つけていってほしいと思います。3日間お疲れさまでした。
2009年08月10日
夏休み考古学チャレンジ教室終了しました。
長野県埋蔵文化財センター施設公開「夏休み考古学チャレンジ教室」を8月4日、5日の2日間開催しました。両日とも天候に恵まれ、167名のみなさんにご来場いただきました。
ありがとうございました。
センター開所以来はじめての施設公開でした。普段は遺跡から出土した資料を整理している部屋に体験ブースや見学ブースを設け、楽しみながら埋蔵文化財に関わる仕事を知っていただきました。
「来年もぜひ開催して欲しい」というご意見もいただきました。今後も、こうした施設公開や遺跡見学会、速報展などを通じて、考古学の楽しさや、センターの仕事を知っていただき、埋蔵文化財を身近に感じていただけたらと思います。
当日の施設公開の様子をお伝えします。
「銅鐸観察ブース」
中野市柳沢遺跡出土の銅鐸(どうたく)を顕微鏡に接続したモニターで拡大して観察してもらいました。
大人のみなさんもモニターに映し出される細かな模様から、金属鋳造(ちゅうぞう)という、弥生時代の最先端技術の高さに大変驚いていました。
「ウィッシュ!ウォッシュ!土器洗いブース」
出土したばかりの土器を水洗いしてもらいました。ブラシを使って少しずつ泥を落とすといろいろな形や模様のある土器片が姿を現しました。「地道な手作業だなあ」という感想も聞こえてきました。
「どきドキ土器体験ブース」
ここでは、バラバラの土器を接合したり、土器の拓本を取ったりしてもらいました。拓本によって浮き上がる縄文土器や弥生土器の多様な模様とそのデザイン性のすばらしさを実感してもらいました。
立体パズルのような土器接合では、思うようにくっつかない土器を前にみなさん真剣に完成を目指していました。初級、中級、上級と難易度で分けてみましたが、すべてのコースを制覇しようと何度もおとずれる小学生もいました。未来の考古学者でしょうか。
「れきし博士の部屋ブース」
現在整理中の出土品を間近でみてもらったり、レプリカを使って石器ナイフの切れ味や縄文太鼓の音色を体感してもらったりしました。れきし博士(センター調査研究員)と話し込むご年配の方もいらっしゃいました。
「はかせの本だなブース」
県内外の発掘調査報告書を中心に、6万5千冊の専門書が並んでいます。歴史好きな方にはたまらない場所ではないでしょうか。
「チャレンジ教室修了証」の贈呈
各ブースを回ってスタンプを押したカードは、最後にご自身の拓本と合わせて「'09夏休み考古学チャレンジ教室修了証」としてみなさんに贈呈しました。
「まが玉つくり教室」
屋外では県立歴史館との共催事業として「まが玉つくり教室」を開催しました。
開始前から大人気で、5つ用意した作業台もまたたく間に埋まっていました。
お子さんも大人の方も、手や顔が削った粉で真白になるのもかまわず、夢中になって自分だけのオリジナルまが玉を作っていました。
ありがとうございました。
センター開所以来はじめての施設公開でした。普段は遺跡から出土した資料を整理している部屋に体験ブースや見学ブースを設け、楽しみながら埋蔵文化財に関わる仕事を知っていただきました。
「来年もぜひ開催して欲しい」というご意見もいただきました。今後も、こうした施設公開や遺跡見学会、速報展などを通じて、考古学の楽しさや、センターの仕事を知っていただき、埋蔵文化財を身近に感じていただけたらと思います。
当日の施設公開の様子をお伝えします。
「銅鐸観察ブース」中野市柳沢遺跡出土の銅鐸(どうたく)を顕微鏡に接続したモニターで拡大して観察してもらいました。
大人のみなさんもモニターに映し出される細かな模様から、金属鋳造(ちゅうぞう)という、弥生時代の最先端技術の高さに大変驚いていました。
「ウィッシュ!ウォッシュ!土器洗いブース」出土したばかりの土器を水洗いしてもらいました。ブラシを使って少しずつ泥を落とすといろいろな形や模様のある土器片が姿を現しました。「地道な手作業だなあ」という感想も聞こえてきました。
「どきドキ土器体験ブース」ここでは、バラバラの土器を接合したり、土器の拓本を取ったりしてもらいました。拓本によって浮き上がる縄文土器や弥生土器の多様な模様とそのデザイン性のすばらしさを実感してもらいました。
立体パズルのような土器接合では、思うようにくっつかない土器を前にみなさん真剣に完成を目指していました。初級、中級、上級と難易度で分けてみましたが、すべてのコースを制覇しようと何度もおとずれる小学生もいました。未来の考古学者でしょうか。
「れきし博士の部屋ブース」現在整理中の出土品を間近でみてもらったり、レプリカを使って石器ナイフの切れ味や縄文太鼓の音色を体感してもらったりしました。れきし博士(センター調査研究員)と話し込むご年配の方もいらっしゃいました。
「はかせの本だなブース」県内外の発掘調査報告書を中心に、6万5千冊の専門書が並んでいます。歴史好きな方にはたまらない場所ではないでしょうか。
「チャレンジ教室修了証」の贈呈各ブースを回ってスタンプを押したカードは、最後にご自身の拓本と合わせて「'09夏休み考古学チャレンジ教室修了証」としてみなさんに贈呈しました。
「まが玉つくり教室」屋外では県立歴史館との共催事業として「まが玉つくり教室」を開催しました。
開始前から大人気で、5つ用意した作業台もまたたく間に埋まっていました。
お子さんも大人の方も、手や顔が削った粉で真白になるのもかまわず、夢中になって自分だけのオリジナルまが玉を作っていました。 